とう‐しゅ【東首】
頭を東に向けて寝ること。東枕(ひがしまくら)。「孔子も—し給へり」〈徒然・一三三〉
とう‐しゅ【頭首】
1 あたま。くび。 2 集団・団体の首領。かしら。頭目。
とっこ‐かまくび【独鈷鎌首】
論争好きの歌人。六百番歌合の時、顕昭(けんしょう)が独鈷を手に持ち、寂蓮(じゃくれん)が鎌首のように首をもたげて論争したのを、女房たちが「例の独鈷鎌首」とはやしたところからいう。
とん‐しゅ【頓首】
[名](スル)《「とんじゅ」とも》 1 中国の礼式で、頭を地面にすりつけるように拝礼すること。ぬかずくこと。 2 手紙文の末尾に書き添えて、相手に対する敬意を表す語。「—再拝」
なげ‐くび【投(げ)首】
首を前に投げ出すようにうなだれること。取るべき手段・方法がなく思案にくれるようすをいう。「思案—」「勇みかけても—に、目も泣きはらして返事もせず」〈浄・反魂香〉
なま‐くび【生首】
斬って間のないなまなましい首。
にせ‐くび【偽首/贋首】
その人の首といつわって出す、他人の首。
にゅう‐しゅ【乳首】
ちくび。
ぬけ‐くび【抜け首】
「轆轤首(ろくろくび)」に同じ。
ね‐くび【寝首】
寝ている人の首。