くのえ‐こう【薫衣香/薫香】
衣服にたきしめるための薫物(たきもの)。沈香(じんこう)・白檀(びゃくだん)・丁字香(ちょうじこう)・麝香(じゃこう)などを練り合わせたもの。くぬえこう。くえんこう。《季 夏》「松風にさめて行く...
くみ‐こう【組香】
数種の香をたき、その香の名を言い当てること。また、その香。
くれ‐の‐おも【呉の母/懐香】
ウイキョウの別名。
くろ‐ぢょか【黒ぢょか】
黒薩摩(くろさつま)の酒器。扁平な円形の土瓶で、焼酎(しょうちゅう)を温めるのに使う。 [補説]語源は未詳。「黒じょか」「黒千代香」とも書く。
くん‐こう【薫香】
1 よいかおり。芳香。 2 練り香など、くゆらせてよいかおりを立てるための香料。たきもの。「—をたく」
けい‐きょう【馨香】
⇒けいこう(馨香)
けい‐こう【馨香】
よいにおい。芳香。けいきょう。「青年が要するかの一種芳烈な—を欠いでいた」〈蘆花・思出の記〉
けいせいはんごんこう【傾城反魂香】
浄瑠璃。時代物。三段。近松門左衛門作。宝永5年(1708)大坂竹本座初演。名古屋山三(さんざ)に狩野派や土佐派の絵師らをからませた御家物。「吃又(どもまた)」のくだりが有名。
けいぜつ‐こう【鶏舌香】
《形が鶏の舌に似ているところから》薫香(くんこう)の名。丁字(ちょうじ)の類。
けいば‐こう【競馬香】
組香(くみこう)の一。賀茂神社の競(くら)べ馬の式になぞらえて、赤黒二組に分かれ、香をかぎ当てたほうが馬に乗った人形を一目盛りずつ進ませ、早く決勝点に入ったほうを勝ちとする。