なれあい‐そうば【馴れ合い相場】
取引で、売り手と買い手とが通謀して作った人為的な相場。
なれあい‐ふうふ【馴れ合い夫婦】
正式な手続きをふまず、なれあって一緒になった夫婦。
なれ‐あ・う【馴れ合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 互いに親しむ。「—・って気心の知れた仲」 2 共謀して悪事をたくらむ。ぐるになって他をあざむく。「業者どうしが—・う」 3 男女が情を通じ合う。「他国から稼ぎに来てる男と...
なれ‐がお【馴れ顔】
うちとけた態度や顔つき。「いと—に、御帳の内に入り給へば」〈源・若紫〉
なれこ‐まい【馴子舞/馴講舞】
1 初対面の人などが親睦を図るために寄り集まってする舞。また、その舞を伴う宴会。「芸に従ひて思ひ思ひの—する中にも面白かりし事は」〈義経記・五〉 2 旅人が社寺の前を通るとき、神仏への手向けとし...
なれ‐ごろも【馴れ衣/褻れ衣】
着なれた衣。なれぎぬ。「別れにし妹(いも)が着せてし—袖片敷きてひとりかも寝む」〈万・三六二五〉
なれ‐したし・む【慣れ親しむ/馴れ親しむ】
[動マ五(四)]いつも接してなじむ。身近なものとしてなれる。「外国語を学ぶには、ネイティブのアクセントやイントネーションに—・むことが大切だ」
なれ‐すがた【馴れ姿/褻れ姿】
着なれた衣服を身につけた姿。ふだん着の姿。「あやしき—を、うちとけ御覧ぜられむとは」〈源・若菜下〉
なれ‐そめ【馴れ初め】
恋仲の者が知り合ったはじめ。恋のきっかけ。
なれ‐そ・める【馴れ初める】
[動マ下一][文]なれそ・む[マ下二]親しくなりはじめる。男女が恋する仲となる。「此の源さまと—・めた所から、源さまは御勘当になりまして」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉