かけ‐まわ・る【駆(け)回る/駈け回る】
[動ラ五(四)] 1 駆けて回る。走り回る。「野原を—・る」 2 ある目的を達成するために方々へ行って力を尽くす。奔走する。「資金調達に—・る」
かけ‐めぐ・る【駆(け)巡る/駈け回る】
[動ラ五(四)]あちこちをかけまわる。「野原を—・る」「旅に病んで夢は枯野を—・る」〈笈日記〉
かけ‐よ・る【駆(け)寄る/駈け寄る】
[動ラ五(四)]走って近づく。走り寄る。「互いに—・って再会を喜ぶ」
かけ・る【翔る/駆ける】
[動ラ五(四)] 1 鳥や飛行機などが、空高く飛ぶ。飛翔(ひしょう)する。「大空を—・る鷲(わし)」 2 (駆ける)速く走る。「血眼になって行手を見つめて—・って居るさまは」〈寅彦・伊太利人〉 ...
か・ける【駆ける/駈ける】
[動カ下一][文]か・く[カ下二] 1 速く走る。疾走する。「駅まで—・けて行く」「鹿が野を—・ける」 2 馬に乗って走る。「草原を馬で—・ける」 3 攻め進む。騎馬で進撃する。「梶原五百余騎お...
から・れる【駆られる】
[動ラ下一]《動詞「か(駆)る」の未然形に受身の助動詞「れる」が付いて一語化したもの》ある激しい感情に動かされる。「不安に—・れる」「好奇心に—・れる」
かり‐あつ・める【駆(り)集める】
[動マ下一][文]かりあつ・む[マ下二]方々から急いで多くの人数を集める。「手伝いの人を—・める」
かり‐た・てる【駆(り)立てる】
[動タ下一][文]かりた・つ[タ下二] 1 (「狩り立てる」とも書く)獲物を捕らえるために追いたてる。「イノシシを—・てる」 2 その人の意志に関係なく無理に行かせる。「学徒を戦場に—・てる」 ...
かり‐だ・す【駆(り)出す】
[動サ五(四)] 1 (「狩り出す」とも書く)獲物などを追いたてて出す。「野ウサギを—・す」 2 促して、引っ張り出す。無理に引き出す。「選挙運動に—・される」
かり‐むしゃ【駆り武者】
諸方から臨時にかり集められて、統制の十分とれていない武士。「七万余騎と申せども、国々の—どもなり」〈平家・五〉