うすす・く
[動カ四]慌てふためく。驚きうろたえる。いすすく。「御門守(みかどもり)、寒げなるけはひ、—・き出で来て、とみにも、えあけやらず」〈源・朝顔〉
うれし・む【嬉しむ】
[動マ四]「うれしぶ」に同じ。「忠国かつ驚き、かつ—・みて」〈読・弓張月・前〉
え
[感] 1 驚きを感じたときに発する語。えっ。「—、すごいじゃないか」 2 相手の言うことが理解できなかったり疑問を感じたりして、問い返すときに発する語。えっ。「—、なんですか」 3 承諾や肯定...
ええ
[感] 1 肯定・承諾の意を込めて応答するときに発する語。はい。「—、一緒に帰りましょう」 2 話の始めや途中で、すぐ言葉が出ないときに発する語。ええと。「—、なんと申しますか」 3 驚き・不審...
おそれ‐い・る【恐れ入る/畏れ入る】
[動ラ五(四)] 1 相手の好意などに対して、ありがたいと思う。恐縮する。「ご厚情のほど—・ります」 2 相手に失礼したり、迷惑をかけたりしたことに対して、申し訳なく思う。「恐れ入りますが」の形...
おそろし・い【恐ろしい】
[形][文]おそろ・し[シク]《動詞「恐る」の形容詞化》 1 危険を感じて、不安である。こわい。「—・い目にあう」「戦争になるのが—・い」「ほめるだけほめて後が—・い」 2 程度がはなはだしい。...
おどり‐あが・る【躍り上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 喜びや驚きなどで、その場で飛び上がる。「—・って喜ぶ」 2 高い所へ勢いよく飛び上がる。「壇上へ—・る」「イルカが水中から—・る」
驚(おどろ)き桃(もも)の木(き)山椒(さんしょ)の木(き)
「驚き」の「き」に「木」をかけた語呂(ごろ)合わせ。たいそう驚いたの意。
おもい‐おこ・す【思い起(こ)す】
[動サ五(四)] 1 思い出す。想起する。「若かりしころを—・す」 2 心を奮い立たせる。気を取り直す。「少将、御文を見て驚きながら、苦しき心地を—・して参りたり」〈宇津保・嵯峨院〉
おろ‐おろ
[副](スル) 1 驚きや悲しみなどの衝撃でうろたえるさま。「父の死にただ—(と)するばかりだった」 2 声を震わせ、涙を流して泣くさま。「涙—と落しながら」〈露伴・艶魔伝〉 3 不十分なさま。...