[名](スル)
  1. ありありと想像すること。よく似ているものを見て、そのものを思い浮かべること。「往時を—させる」

    1. 「ミイラに因って埃及 (エジプト) 人を—する」〈漱石吾輩は猫である

  1. ぼんやりしていること。

    1. 「眸を凝らして海を望めば、—の間」〈鴎外訳・即興詩人

[ト・タル][文][形動タリ]
  1. ありありと想像するさま。目の当たりに見る思いをするさま。「郷里を—とする」「故人が—として現れる」

  1. ぼんやりしているさま。

    1. 「彼が何物をか有しているのが、—として認められた様である」〈鴎外青年

  1. よく似ているさま。

    1. 「田の太夫の舞台顔に—たり」〈逍遥当世書生気質

出典:青空文庫

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