きぬ‐がわ【鬼怒川】
栃木県北西端にある鬼怒沼に源を発し、県中央部を貫流して茨城県南西部で利根川に合流する川。長さ177キロ。上流に多目的ダムや温泉が多い。古くは毛野川とよばれ、太平洋に注いでいた。
きぬがわ‐おんせん【鬼怒川温泉】
栃木県日光市東部の温泉。鬼怒川上流の谷沿いにある。泉質は単純温泉。
きぬ‐ぬま【鬼怒沼】
栃木県北西部、鬼怒川の源流にあたる湿原。鬼怒沼山(標高2141メートル)の南麓にあり、標高2040メートルの高層湿原。大小47の池塘がある。イワカガミ・チングルマ・ワタスゲなどの群落が見られる。
き‐びょう【鬼病】
鬼神にとりつかれたかと思われるような奇妙な病気。「忽ちに—に遇ひて死去せし時に」〈万・三六八八・題詞〉
き‐ほう【鬼方】
鬼門とされる方角。
き‐ぼ【鬼簿】
「過去帳(かこちょう)」に同じ。
き‐ぼう【鬼謀】
人が思いも及ばないような、すぐれたはかりごと。「神算—」
き‐み【鬼魅】
鬼とばけもの。妖怪変化(ようかいへんげ)。きび。
き‐めん【鬼面】
鬼の顔。また、鬼の顔にかたどった仮面。
きめん‐がに【鬼面蟹】
ヘイケガニ科のカニ。海底にすむ。甲は四角形で、甲幅約3.5センチ。甲の表面にいぼ状の突起があり、鬼面のように見える。はさみ脚は小さい。東京湾以南に分布。