おにび【鬼火】
吉屋信子の短編小説。昭和26年(1951)、第4回日本女流文学者賞を受賞。翌昭和27年(1952)、同作を表題作とする作品集を刊行。
おにび‐たき【鬼火焚き】
九州地方で正月7日に行う火祭り。左義長(さぎちょう)。
おにびのメヌエット【鬼火のメヌエット】
《原題、(フランス)Menuet des feux follets》ベルリオーズ作曲の劇的物語「ファウストの劫罰」の第3部で演奏される管弦楽曲。悪魔メフィストフェレスが召喚した鬼火が、美しい娘マ...
おに‐ふうふ【鬼夫婦】
1 残酷で無慈悲な夫婦をののしっていう語。 2 性格が全く違う者どうしの夫婦。「似た者は夫婦といふが、わたしらが夫婦は—」〈滑・浮世風呂・三〉
おに‐ふすべ【鬼燻】
ハラタケ科のキノコ。秋、竹林に生える。巨大な球状で直径20〜40センチ。外皮は白、内皮は黄色で、熟すと古綿状になり、粉状の胞子にまみれる。若いうちは食用。やぶだま。
おにへいはんかちょう【鬼平犯科帳】
池波正太郎の時代小説。火付盗賊改方長官、長谷川平蔵を主人公にした捕物帳。昭和42年(1967)発表。連載は平成元年(1989)まで続き、全19巻、番外編1編が刊行された。昭和44年(1969)か...
おに‐ぼうふら【鬼孑孒】
蚊のさなぎ。勾玉(まがたま)形で、水中を活発に泳ぐ。
おに‐ぼし【鬼星】
二十八宿の一、鬼宿(きしゅく)の和名。→鬼(き)
おに‐まい【鬼舞】
民俗芸能の一つで、鬼の面をつけてまう舞。大分県国東(くにさき)半島の修正鬼会(しゅしょうおにえ)で行われるもの、岩手県一帯に伝わる鬼剣舞(おにけんばい)など、種類は多い。
おに‐まつり【鬼祭(り)】
修正会(しゅしょうえ)・節分などに行われる行事。鬼が降伏・退散する追儺(ついな)の形式が一般的。鬼会(おにえ)。