さい‐き【債鬼】
借金の返済を厳しく迫る人。情け容赦なく取り立てるさまを鬼にたとえていう。
さいどう‐ふう【砕動風】
世阿弥が説いた、能における鬼の演じ方の一。形は鬼でも心は人間であるように演じること。身心に力を入れず、軽やかに細かく身を動かす。→力動風(りきどうふう)
さい‐にん【裁人/済人】
争い事をとりさばき、仲直りさせる人。仲裁人。さえにん。「鬼かと疑ふ老婦(ばあ)さんも大口説(おほくぜつ)の—となる」〈洒・風俗問答〉
さい‐の‐かわら【賽の河原】
1 死んだ子供が行く所といわれる冥途(めいど)の三途(さんず)の川の河原。ここで子供は父母の供養のために小石を積み上げて塔を作ろうとするが、絶えず鬼にくずされる。そこへ地蔵菩薩が現れて子供を救う...
さ‐おとめ【早少女/早乙女】
《「さ」は接頭語》 1 田植えをする若い女。《季 夏》「—や泥手にはさむ額髪/鬼城」 2 少女。おとめ。
さかいがわ‐なみえもん【境川浪右衛門】
[1841〜1887]幕末の力士。第14代横綱。下総(しもうさ)の人。本名、宇田川政吉。のちに市川政吉、市川浪右衛門と改名。優勝5回。引退後、年寄境川。→第13代横綱鬼面山(きめんざん) →第1...
さくら
栃木県中北部にある市。関東平野の北端、鬼怒(きぬ)川東岸に位置する。平成17年(2005)3月に氏家町と喜連川(きつれがわ)町が合併して成立。人口4.5万(2010)。
さつき‐やみ【五月闇】
陰暦5月の、梅雨が降るころの夜の暗さ。また、その暗やみ。《季 夏》「はらはらと椎(しひ)の雫(しづく)や—/鬼城」
さつじん‐き【殺人鬼】
平気で人を殺す残忍な人間を鬼にたとえていう語。
さとえななくるま【仏兄七久留万】
上島鬼貫の句文集。享保12年(1727)に序がまとめられた。