お‐け【桶/麻笥】
《2が原義》 1 (桶)細長い板を縦に円形に並べて底をつけ、たがで締めた筒形の容器。「手—」「洗い—」 2 (麻笥)紡いだ麻糸を入れる容器。檜(ひのき)の薄板を曲げて作る。「娘子(をとめ)らが—...
お‐ごけ【麻小笥】
「麻笥(おけ)2」に同じ。「ふるき—のそこ」〈浮・五人女・二〉
お‐ふ【麻生】
麻の生えている所。「桜麻の—の下草露しあれば明かしてい行け母は知るとも」〈万・二六八七〉
おみ【麻績】
《「おうみ」の音変化》麻(お)を細く裂いて、より合わせて糸にすること。また、それを職とする人。「打麻(うちそ)やし—の子ら」〈万・三七九一〉
そ【麻】
あさ。多く、他の語と複合して用いる。「山—」「菅(すが)—」「娘子らが続麻(うみを)のたたり打ち—掛けうむ時なしに恋ひ渡るかも」〈万・二九九〇〉
はしか【麻疹/痲疹】
小児に多い発疹性(ほっしんせい)の急性感染症。学校感染症の一。感染症予防法の5類感染症の一。病原体は麻疹ウイルスで、飛沫(ひまつ)感染する。約10日の潜伏期間を経て、発熱・咳(せき)・目の充血な...
ま【麻】
[常用漢字] [音]マ(慣) [訓]あさ お 〈マ〉 1 草の名。アサ。「麻紙・麻布/大麻・白麻・快刀乱麻」 2 アサに似た草の名を表す語。「亜麻・黄麻(おうま)・胡麻(ごま)・蕁麻(じんま)...
まいつ【麻逸】
宋・元代の中国によるフィリピン諸島の呼称。特に、ルソン島・ミンドロ島をさした。
ま‐おう【麻黄】
マオウ科の常緑小低木。高さ30〜70センチ。茎は緑色で、外観はトクサに似る。葉は白い鱗片(りんぺん)状で、対生。雌雄異株。夏、小さな卵形の花穂をつける。地上茎を漢方で発汗・解熱・鎮咳(ちんがい)...
ま‐かんむり【麻冠】
「麻垂(まだ)れ」に同じ。