おう‐たい【黄体】
脊椎動物の卵巣で、排卵後の卵胞から生じる黄色の組織。黄体ホルモンを分泌し、発情周期を調整する。
おう‐だん【黄疸】
胆汁色素が血液中に増加し、皮膚や粘膜が黄色くなる状態。胆嚢(たんのう)・肝臓の病気、赤血球が多量に破壊される病気などで起こる。
おう‐てっこう【黄鉄鉱】
鉄と硫黄からなる鉱物。金属光沢を帯びた淡黄色であるが、条痕(じょうこん)色は黒色。六面体の結晶のほか八面体や塊状をなして産出。等軸晶系。硫酸製造の硫黄の原料になる。パイライト。
おう‐とう【黄桃】
モモの一品種。果肉は黄色。缶詰に加工されることが多いが、生食用の種類は甘味と酸味が強く、濃厚な味わいをもつ。
おう‐ど【黄土】
1 風で運ばれて堆積した淡黄色または灰黄色の細粒の土。中国北部・ヨーロッパ・北アメリカ・北アフリカ・ニュージーランドなどに分布。レス。こうど。 2 珪酸(けいさん)アルミニウムに酸化鉄を含んだも...
おうど‐いろ【黄土色】
黄色がかった茶色。
おう‐どう【黄銅】
銅と亜鉛との合金。黄色のものが多く、亜鉛の量が少ないと金色を呈する。金具・機械部品、金箔の代用などに使用。穴あきの5円硬貨の材料とする。真鍮(しんちゅう)。
おう‐に【黄丹】
染め色の名。梔子(くちなし)と紅花(べにばな)とで染めた赤みの多い黄色。皇太子の袍(ほう)の色とされ、禁色(きんじき)の一つであった。おうだん。
おう‐はん【黄斑】
網膜の後極にある卵円形のくぼみで、黄色色素が沈着している、視覚の最も鋭敏な部分。中心部は錐状体だけで、桿状体(かんじょうたい)はない。黄点。
おう‐はん【黄飯】
クチナシの実をせんじた汁で炊き、塩味をつけた黄色い飯。