つじ・む【黧む】
[動マ四]《「つしむ」とも》肌に赤黒い斑点などが出る。黒ずむ。「所々刑鞭(けいべん)のために—・み黒みて」〈太平記・二四〉
つの‐かくし【角隠し】
1 婚礼の際、和装の花嫁が用いるかぶり物。文金高島田の上に留める細長い布で、表は白絹、裏は紅絹。揚げ帽子から変化したものという。 2 一向宗の婦人が報恩講の参詣にかぶった黒い帽子。一向帽子。角帽子。
つばき【椿/山茶/海石榴】
1 ツバキ科の常緑高木。本州以南に自生するが、関東以北では海岸地帯に点在し、ヤブツバキともいう。高さ3〜7メートル。葉は楕円形で厚く、つやがある。春、赤い花をつける。花びらは5枚あり下部が合着し...
つま‐ぐろ【端黒/褄黒】
縁の黒いこと。また、そのもの。
つまぐろ‐ひょうもん【褄黒豹紋】
タテハチョウ科のチョウ。雄雌ともに橙黄(とうこう)褐色の地に黒紋が散在し、雌は前翅(まえばね)の外縁が黒い。アフリカからアジアの温熱帯地域に広く分布。日本では沖縄から近畿にかけてみられたが、近年...
てっ‐しょう【鉄漿】
1 鉄を水に浸して作った黒い液。染料などに用いた。 2 おはぐろ。かね。
てんぐ‐の‐めしがい【天狗の飯匙】
テングノメシガイ科のキノコ。秋、林内の地上に生え、しゃもじ形をし、高さ6〜8センチ。全体を微細な黒い針状の毛が覆う。
てん‐げん【天元】
1 万物生育のみなもとである、天の元気。 2 天子。君主。 3 碁盤の目の中央にある黒い星。 4 囲碁の七大タイトルの一。昭和51年(1976)創設。天元戦の勝者がタイトルを手にする。
てんし【天使】
三好徹による短編小説のシリーズ名。一匹狼の新聞記者を主人公とするハードボイルド作品。「汚れた天使」「天使の葬列」「黒い天使」など、いずれの作品もタイトルに「天使」を含む。
ディムボルギル【Dimmuborgir】
《アイスランド語で「黒い砦」の意》アイスランド北部、ミーバトン湖の東に広がる溶岩台地。溶岩洞やその陥没により形成された奇岩の景観で知られる。