で‐ぬ・ける【出抜ける】
[動カ下一][文]でぬ・く[カ下二]通りすぎてしまう。出てしまう。「東京湾を—・けると、黒潮に乗って」〈有島・或る女〉
にほん‐かいりゅう【日本海流】
⇒黒潮(くろしお)
のぼり‐がつお【上り鰹】
春、黒潮に沿って日本の太平洋岸を北上するカツオ。初鰹。→下り鰹
はつ‐がつお【初鰹】
初夏のころとれる走りのカツオ。江戸時代には黒潮に乗ってきたものが鎌倉・小田原あたりでとれ、珍重された。《季 夏》「目には青葉山ほととぎす—/素堂」
バシー‐かいきょう【バシー海峡】
《Bashi Channel》フィリピン北端のバタン諸島と台湾南端の間にある海峡。ルソン海峡を構成する三つの海峡のうち、最も北側に位置する。幅約150キロメートル。黒潮が流れ、太平洋(フィリピン...
ひゅうが‐なだ【日向灘】
宮崎県東部の沿岸・沖合一帯の太平洋海域。黒潮が沖を流れ、イワシ・マグロ・カツオなどの好漁場。風波は強い。
ふん‐ど【糞土】
《古くは「ふんと」》 1 くそと、つち。また、腐った土。きたない土。 2 きたないもの、卑しむべきものなどのたとえ。「文明を皮に着て、—の心をもつ、腐れ果てた明治の賊政府」〈蘆花・黒潮〉
ま‐しお【真潮】
1 大きな潮の流れ。特に黒潮をさすことがある。⇔逆潮(さかしお)。 2 しお。うしお。潮水。「—くむ庵(いほ)の浜舟とま朽ちて波路晴れせぬ五月雨(さみだれ)の空」〈万代・三〉
ミッシング‐プラスチック【missing plastic】
海洋に流出し、行方不明になったプラスチックごみ。これまで流出したプラスチックごみの総量に対し、調査やシミュレーションから推計した海洋プラスチックの量は1パーセントから10パーセント程度であり、残...
む‐ちょう【無腸】
1 腹のすわっていないこと。節操のないこと。「—の男は薩長政府に取入って」〈蘆花・黒潮〉 2 「無腸公子」の略。