もく‐だく【黙諾】
[名](スル)はっきりと言葉には出さないが、それとなく承諾の意を表すこと。黙許。
もく‐とう【黙祷】
[名](スル)無言のまま心の中で祈ること。「—をささげる」「遭難者の霊に—する」
もく‐どく【黙読】
[名](スル)声に出さずに読むこと。「脚本をひととおり—する」⇔音読。
もく‐にん【黙認】
[名](スル)暗黙のうちに認め許すこと。過失などをそのまま見逃すこと。「夜間の外出を—する」「やむを得ないこととして—する」
もくにん‐こうさくち【黙認耕作地】
在日米軍が接収した軍用地のうち、米軍が地主などの住民に対して一時的に使用を認めている土地。沖縄の伊江島・読谷村・嘉手納町などにある。
もく‐ねん【黙念】
[ト・タル][文][形動タリ]無言で考えにふけるさま。「—として一言も発しない」〈漱石・吾輩は猫である〉
もく‐ねん【黙然】
[ト・タル][文][形動タリ]「もくぜん(黙然)」に同じ。「しばらく—として三千代の顔を見ているうちに」〈漱石・それから〉
もく‐はい【黙拝】
[名](スル)無言で拝礼すること。「かわるがわる—した」〈蘆花・思出の記〉
もく‐ひ【黙秘】
[名](スル)何も言わないでだまっていること。「当事者が—して真意がつかめない」
もくひ‐けん【黙秘権】
被告人や被疑者が取り調べや公判において、自分に不利益な供述を強要されない権利。日本国憲法で保障されている。供述拒否権。