こ‐すい【鼓吹】
[名](スル)《鼓(つづみ)を打ち、笛を吹く意から》 1 元気づけ、励ますこと。鼓舞。「士気を—する」 2 意見や思想を盛んに唱えて、広く賛成を得ようとすること。「民主主義を—する」
こ・する【鼓する】
[動サ変][文]こ・す[サ変] 1 楽器などを打ち鳴らす。また、かき鳴らす。「つづみを—・する」 2 気力を奮いたたす。「勇を—・して立ち向かう」
こ‐そう【鼓譟/鼓騒】
[名](スル) 1 戦場で士気を高めるために、太鼓を鳴らし、ときの声をあげること。「燕王(えんおう)諸将を麾(さしまね)き、—して先登す」〈露伴・運命〉 2 騒ぎたてること。
こ‐たい【鼓隊】
大太鼓・小太鼓などで編成され、行進用のリズムを演奏する音楽隊。
こ‐ちょう【鼓腸/鼓脹】
1 腸内にガスが大量にたまって腹が膨れ上がった状態。腸閉塞や腹膜炎などでみられる。 2 反芻(はんすう)動物、特に牛で、第1胃に食物の発酵によるガスがたまった病的な状態。
こ‐てき【鼓笛】
太鼓と笛。
こてき‐たい【鼓笛隊】
太鼓と笛を中心に編成された行進用の音楽隊。
こ‐どう【鼓動】
[名](スル) 1 心臓が血液を送り出すために規則的に収縮・拡大すること。また、その音。「心臓が激しく—する」 2 気持ちや物などが震え動くこと。また、震わし動かすこと。「新思潮の—」
こ‐ふ【鼓桴】
太鼓のばち。
こ‐ふく【鼓腹】
[名](スル)はらつづみを打つこと。世の中がよく治まり十分に食べることができて、何の不平不満もないこと。「—して太平を楽しめり」〈永峰秀樹訳・暴夜物語〉