たえ【栲/𣑥】
1 カジノキなどの繊維で織った白い布。 2 布類の総称。「にき—」「あら—」
たが【箍/𥶡】
竹を割き、編んで輪にしたもの。桶(おけ)・樽(たる)などの外側にはめて締めかためるのに用いる。金属製のものもある。
つち‐よし【土吉】
「吉」の俗字である「𠮷」のこと。「吉」と区別するときの呼び方。→さむらいよし
つび【𡱖】
女性の性器。陰門。女陰。〈和名抄〉
ぬめ‐かわ【滑革/𩊠】
牛皮をタンニンでなめした、光沢と弾力のある皮革。革細工に用いる。
のみ【衣袽/船筎/𦀌/袽】
ヒノキやマキの内皮を砕いて柔らかくしたもの。舟や樋(とい)などの材の継ぎ目につめこんで水漏れを防ぐのに用いる。のめ。まいはだ。「矢口の渡りの船の底を二所(ふたところ)えり貫いて、—を差し」〈太平...
は‐ぞう【半挿/𤭯/匜】
《「はそう」とも》 1 「はんぞう(半挿)1」に同じ。 2 (𤭯)須恵器(すえき)の一。口が広くて、胴部に小さい孔のある小形の壺。孔に竹管を差し込み、中の液体を注ぐのに用いたと考えられている。土...
はん‐ぞう【半挿/𤭯/楾/匜】
1 湯水を注ぐのに用いる器。柄のある片口の水瓶で、柄の中を湯水が通るようにしてある。その柄の半分が器の中に挿し込まれているところからこの名称がつけられた。はぞう。はにぞう。 2 口や手を洗ったり...
ふき【袘/𧘱/䘣】
袷(あわせ)または綿入れの衣服の裾・袖口で、裏布を表に折り返して縁のように仕立てた部分。吹き返し。
ほっけ【𩸽】
アイナメ科の海水魚。全長約40センチ。体は細長く、尾びれの後縁が深く二またに分かれている。体色は灰褐色に暗色の不規則な横帯がある。東北・北海道の沿岸に産する。食用。《季 春》