あ・む【編む】
[動マ五(四)] 1 糸・竹・籐(とう)・針金・髪などを互い違いに組み合わせて、一つの形に作り上げる。そのようにして、ある物を作り上げる。「藺草(いぐさ)でござを—・む」「髪をお下げに—・む」 ...
ユナニミスム【(フランス)unanimisme】
20世紀初頭、フランスに興った文学の一傾向。人間集団の中に個人を超えた魂を見いだし、その一体的生命感を表現しようとするもの。提唱者のジュール=ロマンのほか、デュアメル・ビルドラックなどに代表され...
パスキエけのきろく【パスキエ家の記録】
《原題、(フランス)Chronique des Pasquier》デュアメルの連作長編小説。1933年から1945年にかけて刊行された「ル‐アーブルの公証人」「聖ヨハネの夜」「シュザンヌと若者た...
たいが‐しょうせつ【大河小説】
一個人や一群の人々の生涯や歴史を、時代の流れとの関連のなかでとらえていこうとする壮大な長編小説。1920年代、フランスに始まる。ロマン=ロランが自作「ジャン=クリストフ」を大河にたとえたことに由...
ふ‐ごう【不合】
1 一致しないこと。合わないこと。 2 思うようにいかないこと。また、ふしあわせなこと。「その宮仕へも—にては、難(かた)げになむあめる」〈宇津保・沖つ白浪〉 3 貧しいこと。「山の—の事どもな...
ま・ぜる【混ぜる/交ぜる/雑ぜる】
[動ザ下一][文]ま・ず[ザ下二] 1 あるものの中に別のものを加えて一つにする。また、数種のものを一緒にする。混合する。「ウイスキーに水を—・ぜる」「白と黒を—・ぜてグレーにする」→混じる[補...
ぶんめい【文明】
《原題、(フランス)Civilisation》デュアメルの小説。1918年刊。同年、ゴンクール賞受賞。第一次大戦に外科医として従軍した経験をもとに、戦争の悲惨さを訴える。
サラバンのしょうがいとぼうけん【サラバンの生涯と冒険】
《原題、(フランス)Vie et aventures de Salavin》デュアメルの連作長編小説。1920年から1932年にかけて、「深夜の告白」「サラバンの日記」など全5巻を刊行。