し‐こなし【為熟し】
1 立ち居振る舞い。態度。「—の活発(はきはき)しない人で」〈二葉亭訳・夢かたり〉 2 物事をうまく処理すること。さばくこと。「親旦那のよろしく御—なされ、只今で三十四人ゆるゆると暮らし」〈浮・...
し‐すま・す【為済ます】
[動サ五(四)]うまくやってのける。「—・したりとほくそ笑む」
し‐そ・す【為過す】
[動サ四]うまくやってのける。しおおせる。「—・しつとて、うれし」〈落窪・一〉
したさき‐さんずん【舌先三寸】
口先だけでうまく相手をあしらうこと。また、その言葉。舌三寸。「—で金をだまし取る」 [補説]文化庁が発表した平成23年度「国語に関する世論調査」では、「本心でない上辺(うわべ)だけの巧みな言葉」...
した‐つき【舌付き】
[名・形動ナリ]舌がうまく回らないこと。言葉のはっきりしないこと。また、そのさま。したたらず。「其の後、物を云ふ事、—なる人の如し」〈今昔・一六・二二〉
し‐たり
[感]《動詞「す」の連用形+完了の助動詞「たり」から》 1 期待どおりに物事が行われたとき、成功したときなどにいう語。うまくやった。得たり。してやったり。「—とばかりやりこめる」 2 失敗したり...
したり‐がお【したり顔】
[名・形動]うまくやったという顔つき。得意そうなさま。得意顔。「—で話す」
シット【shit】
[名]大便。くそ。
[感]失敗したり、うまくいかなかったりしたときに用いる語。くそったれ。ちくしょう。
して‐やったり【為て遣ったり】
[連語]《動詞「してやる」の連用形+完了の助動詞「たり」》うまくやりおおせた。自分の思いどおりに事を運んでやった。
して‐や・る【為て遣る】
[動ラ五(四)] 1 思いどおりにうまくやりおおせる。うまくだまして思いどおりにする。「—・ったりとほくそえむ」「まんまと—・られる」 2 だまし取る。「適々(たまたま)手にふれし銀子を—・り」...