おん‐ぎ【音義】
1 漢字の字音と意味。 2 音義説で、言語が一音ごとにもっている意味。 3 漢籍・仏典に出てくる語句の発音や意味を注釈した書物。唐の玄応の「一切経音義」など。
おん‐ぎ【恩義/恩誼】
報いなければならない、義理のある恩。「—を感じる」「—に報いる」
おんぎ‐せつ【音義説】
国語の各音、また五十音図の各行の音に固有の意義を認めて語義を説き、語源解釈をしようとする説。平田篤胤(ひらたあつたね)などにより、主に江戸時代に唱えられた。
おん‐ぎょう【隠形】
呪術(じゅじゅつ)を用い、自分の姿を隠して見えなくすること。「おそろしさに—の印を結びて、息を沈めてゐて見るに」〈沙石集・七〉
おんぎょう‐ほう【隠形法】
真言宗の修法の一。摩利支天(まりしてん)の隠形印を結んで真言を唱えると、自分の姿を隠すことができるとする。
おん‐ぎょく【音曲】
1 邦楽で、特に大衆的、軽音楽的なもの。ふつう三味線などに合わせてうたう俗曲をいう。 2 邦楽で、楽器で演奏するものや人が歌うものの総称。音楽。「歌舞—」 3 能楽などで、舞・働きなどの視覚的要...
おんぎょく‐し【音曲師】
俗曲をうたう芸人。音曲者。
おんぎょく‐ばなし【音曲咄】
鳴り物を取り入れた落語。文化年間(1804〜1818)に初代船遊亭扇橋が始めたといわれる。