かわ‐うす【皮薄】
[名・形動] 1 外皮が薄いこと。また、そのさま。 2 皮膚のきめが細かくて、滑らかなこと。また、そのさま。「姉のお花は—の二重腮(あご)かわゆらしく」〈一葉・たけくらべ〉
かわうそ
向田邦子の短編小説。昭和55年(1980)発表。同年、「花の名前」「犬小屋」とあわせ第83回直木賞受賞。
かわ‐うそ【川獺/獺】
イタチ科の哺乳類。体長約70センチ、尾長約50センチ。川や湖の近くにすみ、体は流線形をなし、上面が暗褐色、下面が淡褐色。尾は基部が太く、指の間に水かきがある。巣穴は乾いた陸上にあるが、主に水中で...
かわうそ‐の‐まつり【川獺の祭(り)】
《「礼記」月令の「孟春の月。…獺、魚を祭る」から》川獺がとった魚を岸に並べておくのを、先祖の祭りをすると見立てたもの。獺祭(だっさい)。おそのまつり。《季 春》「—見て来よ瀬田のおく/芭蕉」
かわうち【川内】
福島県双葉郡にある村。阿武隈高地の中央部に位置し、村の約90パーセントを森林が占める。平伏(へぶす)沼はモリアオガエルの繁殖地として国の天然記念物に指定されている。
かわうち‐むら【川内村】
⇒川内
かわ‐お【革緒】
なめし革で作ったひも。古くは太刀の緒として用いた。
かわ‐おと【川音】
川の水の流れる音。かわと。
かわ‐おどし【革威】
鎧(よろい)の札(さね)を革ひもでつづり合わせること。また、その鎧。
かわお‐の‐たち【革緒の太刀】
太刀の帯に平緒でなく革緒を用いた、兵仗(ひょうじょう)の太刀。公家の野太刀。非常の場合や遠行の際に、自衛のために佩用(はいよう)した。