かん‐ざまし【燗冷まし】
燗酒の冷えたもの。
かん‐ざらい【寒復習】
寒中の早朝などに、芸事の復習などをすること。寒ざらえ。《季 冬》「ただ一人ひそかなるかな—/虚子」
かん‐ざらし【寒晒し】
1 寒中、穀類や布などを水や空気にさらしておくこと。《季 冬》 2 「寒晒(かんざら)し粉」の略。
かんざらし‐こ【寒晒し粉】
白玉粉。もち米を寒晒しにして作る。《季 冬》
かん‐ざん【寒山】
草木が枯れ、寒々とした冬の山。
かんざん‐じ【寒山寺】
中国江蘇省蘇州市の郊外にある寺。寒山が草庵を結んだのが起源と伝えられる。盛唐の詩人、張継の詩「楓橋夜泊」によって有名になった。
かんざん‐じっとく【寒山拾得】
寒山と拾得の二人の僧。寒山が経巻を開き、拾得がほうきを持つ図は、禅画の画題。
舞踊劇。長唄。坪内逍遥(つぼうちしょうよう)作詞、4世吉住小三郎・3世杵屋六四郎(きねやろくしろう)作曲、藤間勘...
かんざん‐ちく【寒山竹】
イネ科の植物。高さ約3メートル。枝も葉も上向きにつき、葉は細長く、先がとがる。「寒山拾得」の絵のほうきに似るのでこの名がある。中国の原産。
かんざんらくぼく【寒山落木】
正岡子規の句集。5巻。子規の死後、大正13〜15年(1924〜26)刊。明治18〜29年(1885〜96)の作品1万2700句を分類して稿本としたもの。
かん‐し【冠詞】
英語・ドイツ語・フランス語・イタリア語・スペイン語のようなゲルマン語派・ロマンス諸語などで、名詞につけて、これにある限定を加える語。不定冠詞・定冠詞・部分冠詞などがあり、また、性・数・格などの変...