きさきのみや‐の‐つかさ【后の宮職】
律令制における皇后付きの役所。中務(なかつかさ)省の管轄。皇后宮職(こうごうぐうしき)。中宮職(ちゅうぐうしき)。きさいのみやのつかさ。
きさき‐ばら【后腹】
后の腹から生まれたこと。また、その皇子・皇女。きさいばら。「時の帝(みかど)の御妹、…—におはします」〈宇津保・藤原の君〉
きさき‐まち【后町】
《「町」は宮殿内の区画の意》皇后・女御(にょうご)などの居所。宮中の常寧殿(じょうねいでん)のこと。きさいまち。「中宮は—より、いまだいらせおはしまさねば」〈著聞集・一四〉
きさき‐もの【期先物】
先物取引で、受渡期日が近くないもの。⇔期近物(きぢかもの)。
き‐さく【奇策】
人の予想もしない奇抜なはかりごと。奇計。「—を講じる」「—妙案」
き‐さく【詭策】
敵をだます計略。詭計。
き‐さく【気さく】
[形動][文][ナリ]人柄がさっぱりしていて、こだわらないさま。気取りがなく親しみやすいさま。「—な人柄」「—に話し掛ける」
ぎ‐さく【戯作】
《「きさく」とも》「げさく(戯作)」に同じ。「八文字屋が草紙、其磧(きせき)自笑の—多かる中に」〈浮・妾形気・序〉
きさ・ぐ【刮ぐ/削ぐ】
[動ガ下二]けずりおとす。「𧏛貝比売(きさがひひめ)—・げ集めて」〈記・上〉
きさげ
《動詞「刮(きさ)ぐ」の連用形からか》機械ややすりで仕上げた工作物の面を、人手でさらに精密に仕上げるのに用いる削り工具。スクレーパー。