さる‐もの【然る者】
[連語] 1 なかなかの人物。あなどれない人。重んじる価値のある人。「敵も—」 2 ある人物。某。個人名を明らかにできないような場合にいう。「—から得た情報」 3 そのような人物。そういう人物。...
砂上(さじょう)の楼閣(ろうかく)
見かけはりっぱであるが、基礎がしっかりしていないために長く維持できない物事のたとえ。また、実現不可能なことのたとえ。 [補説]「机上の空論」との混同で、「机上の楼閣」とするのは誤り。
さん‐ぽう【山砲】
山地など、車両の使用ができない地域での使用に適するように作られた火砲。分解して運搬ができる。
さん‐だいもんだい【三大問題】
ギリシャ幾何学が提出した三つの作図問題。与えられた角の三等分、与えられた立方体の2倍の立方体の作図(立方倍積問題)、与えられた円と等しい面積をもつ正方形の作図(円積問題)。いずれも定規とコンパス...
三人(さんにん)寄(よ)れば公界(くがい)
三人の人が集まればそこは公の場所とみるべきであり、そこで言ったり、したりしたことは、もう秘密にはできない、ということ。三人寄れば人中(ひとなか)。
さん‐しょう【三障】
仏語。 1 修行とその前段階の善根を妨げる三つのさわり。煩悩障(貪欲・瞋恚(しんい)・愚痴の惑い)・業障(ごっしょう)(五逆十悪の業)・報障(地獄・餓鬼・畜生の苦報)。 2 煩悩をからだの部位に...
さんがい‐むあん【三界無安】
《「法華経」譬喩品(ひゆぼん)の「三界安きこと無し、猶(なお)火宅の如(ごと)し」から》現世は苦痛に満ちていて、少しも安心ができないということ。
サンク‐コスト【sunk costs】
すでに支出され、どのような意思決定をしても回収できない費用のこと。埋没費用。 [補説]それまでに費やした資金や労力、時間を惜しんで事業を継続すると、損失が拡大するおそれがあることから、意思決定に...
三軍(さんぐん)も帥(すい)を奪(うば)うべきなり匹夫(ひっぷ)も志(こころざし)を奪(うば)うべからざるなり
《「論語」子罕(しかん)から》大軍であってもまとまっていないと、その総大将を討ち取ることができるが、たとえ身分の低い男でも、意志が堅ければ、その志を変えさせることはできない。
さすが【流石/遉】
[形動][文][ナリ] 1 評判や期待のとおりの事実を確認し、改めて感心するさま。なるほど、たいしたもの。「この難問が解けるとは—だ」 2 あることを一応は認めながら、一方でそれと相反する感情...