くじ‐の‐やく【籤の役/孔子の役】
室町幕府の職名。毎年正月の評定始めの式で、政務の会議で発言する人を決めるためのくじを出す役。
くじ‐ば【公事場】
⇒公事所(くじしょ)
くじ‐び【公事日】
訴訟裁判が行われる日。「今度の—に、両人ともに参りませい」〈狂言記・内沙汰〉
くじ‐びき【籤引(き)】
くじを引くこと。くじで物事を決めること。抽籤(ちゅうせん)。
くじ‐ふだ【籤札】
くじ引きに使う札。
くじ‐ぶぎょうにん【公事奉行人】
鎌倉幕府の職名。政務を奉行した恩沢奉行(おんたくぶぎょう)・国奉行などの諸奉行の総称。公事奉行。
くじ‐ぶみ【公事文】
1 室町時代、将軍の用事を書いた手紙。 2 訴訟の文書。
くじほんぎ【旧事本紀】
⇒旧事紀
くじ‐まと【籤的】
鎌倉時代以後、武家の間で行われた射芸の一。矢代(やだい)を振って二組みに分かれ、物を賭けて勝負を争うもの。賭け的。
くじ‐みょうごう【九字名号】
浄土真宗で、「南無不可思議光如来」の9文字を名号とするもの。十字名号とともに仏壇などの本尊の脇にかける脇懸(わきがけ)の名号。