くに‐なまり【国訛り】
その地方特有の語法・アクセント・発音など。また、生まれ故郷の言葉。国言葉。
苦(く)にな・る
つらい負担となる。気にかかって心の重荷になる。「貧しさも—・らない」
国(くに)に杖(つえ)突(つ)く
《「礼記」王制による。古く、中国では70歳になると国中つえをついて歩くことを許されたところから》70歳になることをいう。
国(くに)に二君(にくん)なし
《「礼記」喪服四制から》一国の統治者は、一人であるべきである。
国(くに)に盗人(ぬすびと)家(いえ)に鼠(ねずみ)
物事には、その内部に自らを害するものが必ずあるということのたとえ。
くに‐の‐おや【国の親】
1 天皇。また、太上天皇。「—となりて、帝王の上なき位に」〈源・桐壺〉 2 皇后。また、天皇の生母。国母(こくも)。「—ともて騒がれ給ひ」〈紫式部日記〉
くに‐の‐かみ【国の守】
1 国司の長官。 2 ⇒国主大名(こくしゅだいみょう)
くにのそこたち‐の‐みこと【国底立尊】
⇒国常立尊(くにのとこたちのみこと)
くに‐の‐つかさ【国の司】
「国司(こくし)」に同じ。「—詣(まう)で訪(とぶら)ふにも、え起き上がり給はで」〈竹取〉
くにのとこたち‐の‐みこと【国常立尊】
日本神話の神。「日本書紀」では、天地開闢(かいびゃく)のときあらゆる神に先立って現れた第一神。国土生成の中心的神とされる。「古事記」では、国常立神の名で、第6番目に現れた神。国底立尊(くにのそこ...