すずか‐やま【鈴鹿山】
鈴鹿峠・鈴鹿の関付近の山。[歌枕]「世にふればまたも越えけり—昔の今になるにやあるらむ」〈拾遺・雑上〉
すす‐ごもり【煤籠もり】
煤払いのとき、老人・子供・病人などが別室に避けていること。《季 冬》「—昼餉(ひるげ)の時のすぎにけり/波津女」
せかい‐れき【世界暦】
現行のグレゴリオ暦の各月の日数を等しくして日付と曜日を一致させる改正案。1年を四季に分け、各季を30・30・31日からなる3か月とし、各季の第1日を日曜とし、週に加えない1日を年末に置くというも...
せき‐たん【石炭】
地中に堆積(たいせき)した過去の植物が、埋没後長い年月の間に分解・炭化した可燃性の岩石。炭化の程度により泥炭・亜炭・褐炭・瀝青(れきせい)炭・無煙炭に分けるが、普通は瀝青炭をさす。色は黒く緻密(...
す‐がき【簀掻き】
1 板や竹をすのこ状に並べて床を張ること。また、その床。「山がつの—の床の下さえて冬来にけりと知らせ顔なる」〈夫木・三一〉 2 魚をとるための、竹を組んで作った簀。「ささきつき—さぼせり春ごとに...
そうま‐とう【走馬灯】
「回り灯籠(どうろう)」に同じ。《季 夏》「—月のひかりをやどしけり/万太郎」
そこはか‐と
[副]《「其処(そこ)は彼(か)と」の意という》 1 (あとに打消しの語を伴って用いる)どこそことはっきりとは。確かには。「悩み給ふさま—見えず」〈源・若菜下〉 2 何となく。あれやこれやと。「...
そう‐ぶ【菖蒲】
《「そう」は「しょう」の直音表記》「しょうぶ(菖蒲)」に同じ。「—ふく家に時鳥(ほととぎす)鳴けり」〈落窪・三〉
そそ‐や・く
[動カ四]《「そそやぐ」とも》声をひそめてそっと話す。ささやく。「ふと参りて—・き申して出でにけり」〈愚管抄・五〉
そう‐ぜん【僧膳】
僧に供するための食膳。「いそぎ—仕立て、御堂へ送りけり」〈義経記・七〉