べかり◦けり
[連語]《推量の助動詞「べし」の連用形+過去の助動詞「けり」》…べきであった。…はずであった。「法服の一つ足らざりつるを、にはかにまどひしつるに、これをこそ返り申す—◦けれ」〈枕・二七八〉
穂(ほ)に出(い)・ず
1 穂先に実を結ぶ。「—・でたる田を、人多く見さわぐは、稲刈るなりけり」〈枕・二二七〉 2 外に現れ出て、人目につくようになる。「—・でぬもの思ふらししのすすき招くたもとの露しげくして」〈源・宿木〉
ボーリュー‐シュルメール【Beaulieu-sur-Mer】
フランス南東部、アルプ‐マリチーム県の都市、ニースの東郊にある町。コートダジュールの観光保養地の一つで、高級別荘地として知られる。古代ギリシャの邸宅を模したビラ‐ケリロス(現在は博物館)など、2...
ぼう‐きん【傍近】
近い所。近所。近辺。「伯拉温(プラオン)は、土維徳(トウイード)(=川ノ名)の—に住しけり」〈中村訳・西国立志編〉
ほう‐ほう【這ふ這ふ】
[副] 1 はうような格好で進むさま。やっとのことで歩くさま。「この女、—登りけり」〈宇治拾遺・二〉 2 やっとのことで。かろうじて。また、あわてて。「馬を捨てて、—逃ぐる者もあり」〈平家・八〉
ぼう【茫】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 広々としているさま。「洞庭湖はただ白く—として空と水の境が無く」〈太宰・竹青〉 2 ぼんやりとしているさま。「その意味—として知るべからざりけり」〈中村訳・西...
ぼう【坊】
[名] 1 ㋐僧の住居。僧房。房。転じて、僧侶。「師の—」 ㋑寺社が信者のために設けた宿泊所。宿坊。 2 幼い男の子に対する愛称。また、その自称。「—をつれて散歩に行く」 3 奈良・平安時代の...
むばら【茨】
「うばら」に同じ。「巌(いはほ)の苔むし—這(は)ひかかりたるなりけり」〈今昔・一三・一二〉
ムリ‐ビーチ【Muri Beach】
南太平洋、クック諸島のラロトンガ島南東部の海岸。白い美しい砂浜と遠浅の礁湖が広がり、同島有数の海岸保養地として知られる。シュノーケリングをはじめ、各種マリンスポーツが盛ん。
ひとつ‐ご【一つ子】
1 《「ひとつこ」とも》ひとりっ子。ひとりご。「—にさへありければ、いとかなしうし給ひけり」〈伊勢・八四〉 2 1歳の子。「平家の子孫は去(さんぬる)文治元年の冬のころ、—二つ子を残さず」〈平家...