こち‐と【此方人】
[代]《「こちひと」の音変化》一人称の人代名詞。わたしたち。わたし。「内にゐやんす内儀様—ばかりにうちまかせ」〈浄・重井筒〉
こちと‐ら【此方人等】
[代]《代名詞「こちと」に複数を示す「ら」のついたもの、単数にも用いる》一人称の人代名詞。おれたち。おれ。「—の知ったことじゃない」「—はどうで着た限(きり)雀ときてゐるから」〈滑・浮世風呂・三...
こ‐ちどり【小千鳥】
チドリ科の鳥。全長16センチくらい。背は灰褐色、腹は白色、くびに黒い輪があり、目のまわりが黄色い。川や海岸でみられる。
こち‐な・し【骨無し】
[形ク] 1 不作法である。無礼だ。「悩ましくなむ、と事無しび給ふを、しひて言ふも、いと—・し」〈源・手習〉 2 無骨だ。無風流だ。「男なんどは—・うもぞおぼしめす」〈平家・一〇〉
コチニン【cotinine】
タバコの煙に含まれるニコチンが体内で分解されてできる物質。尿とともに排出される。非喫煙者でもタバコの煙を吸うとコチニンの濃度が上がるので、受動喫煙の量の測定の指標となる。
コチニール【cochineal】
⇒カルミン
こち‐の‐ひと【此方の人】
[代] 1 三人称の人代名詞。妻が夫をさしていう語。うちの人。「—が京からの帰りを待って」〈浄・宵庚申〉 2 二人称の人代名詞。妻が夫に向かっていう語。あなた。「—、—と呼び起こしければ」〈浮・...
こ‐ちゃ【粉茶】
もみ砕いて細かくした茶。また、粉状になった茶。こなちゃ。
こ‐ちゃ【古茶】
新茶に対して古い茶のこと。《季 夏》「女夫仲いつしか淡し—いるる/たかし」
こちゃ
[連語]《代名詞「こち」に係助詞「は」のついた「こちは」の音変化》わたしは。自分は。こちらは。「とても女子(おなご)に生まれるなら、—日本の女子になりたい」〈浄・国性爺〉