つゆ‐の‐よ【露の世】
消えやすい露のように、はかないこの世。「ややもせば消えを争ふ—におくれ先立つ程へずもがな」〈源・御法〉
手(て)を下(さ)・げる
1 あやまる。謝罪する。「我等様々—・げ、詫び言して」〈甲陽軍鑑・二五〉 2 へりくだる。下手(したで)に出る。「両親(ふたおや)この世にあるならば家にかかへし奉公人、何—・げて頼まれう」〈人・...
てんか‐いち【天下一】
1 この世に比べるものがないこと。日本一。三国一。「—の板前」 2 近世、「天下一」を名のることを許された鋳物工・陶工・能面師などの家。また、名人を自任する者が、作品につけた銘。
てんち‐かいびゃく【天地開闢】
天地の開けはじめ。世界の初め。「—以来の出来事」 [補説]古代中国の思想で、天地は初め混沌(こんとん)とした一つのものであったが、分離してこの世界ができたとする。
天道(てんどう)是(ぜ)か非(ひ)か
《「史記」伯夷伝から》公平とされるこの世の道理は、果たして正しいものに味方していると言えるのだろうか。疑わしいかぎりだ。
天(てん)にも地(ち)にも掛(か)け替(が)え無(な)い
この世において替わるべきものがない。最も大切なものにいう。
てん‐にょ【天女】
天上界の女性。吉祥天女・弁財天女など。また、この世に二人といないような美しい女性をたとえていう語。「—の舞」
てん‐らい【天来】
(多く「天来の」の形で)天からこの世に来ること。天から得たかと思われるほどすばらしいこと。「—の妙技」
と‐かく
[副](スル) 1 さまざまな物事を漠然とさす。何や彼(か)や。いろいろ。「—するうちに一年が過ぎた」 2 ある状態になりやすいさま。または、ある傾向が強いさま。ともすれば。ややもすると。「年...
所(ところ)を置(お)・く
遠慮する。はばかる。「この世には我に所置き給ふべし」〈大鏡・時平〉