と‐せい【渡世】
[名](スル) 1 この世で生きていくこと。生活すること。世渡り。「—の義理」「盗賊ひとごろしの心配もなくして—するを」〈福沢・学問のすゝめ〉 2 生活していくための職業。なりわい。生業。稼業(...
倶(とも)に天(てん)を戴(いただ)かず
《「礼記」曲礼上から》相手とは殺すか殺されるかの関係で、一緒にはこの世に生きていられない。あだ打ちの、かたい決意を述べた言葉。→不倶戴天(ふぐたいてん)
なき‐ひと【亡き人】
[連語]死んでしまってこの世にいない人。「—を悼む」
なき‐もの【亡き者/無き者】
[連語]死んでこの世にいない者。死者。死人。「—となる」
亡(な)き者(もの)に◦する
この世にいない者にする。殺す。「政敵を—◦しようと謀る」
なごり【名残】
《「余波(なごり)」から》 1 ある事柄が過ぎ去ったあとに、なおその気配や影響が残っていること。また、その気配や影響。余波(よは)。「台風の—の高波」「古都の—をとどめる」 2 人と別れるときに...
なに‐なら◦ず【何ならず】
[連語]とるに足らない。物の数でない。「この世は仮の宿りなり。恥ぢても恥ぢても—◦ず」〈平家・一〉
なにわ‐がた【難波潟】
「難波江(なにわえ)」に同じ。[歌枕]「—短き葦の節の間も逢はでこの世を過ぐしてよとや」〈新古今・恋一〉
に‐せ【二世】
現世と来世。今生(こんじょう)と後生(ごしょう)。この世とあの世。
にょ‐むげんほうよう【如夢幻泡影】
仏語。この世のことはすべて、ゆめ・まぼろし・あわ・かげのようで、実体がなく空であるということ。無常のたとえ。如夢幻泡。如夢幻。