こはる‐じへえ【小春治兵衛】
浄瑠璃「心中天の網島」などの男女の主人公。大坂天満の紙屋治兵衛と曽根崎新地紀伊国屋の遊女小春。
こはる‐ぞら【小春空】
小春のころの、穏やかに晴れた空。《季 冬》「一翳の雲ゆゑいよよ—/風生」
こはる‐なぎ【小春凪】
小春のころの、穏やかな海のなぎ。《季 冬》
こはるなぎおきつしらなみ【小春穏沖津白浪】
歌舞伎狂言。世話物。5幕10場。河竹黙阿弥作。元治元年(1864)江戸市村座初演。日本駄右衛門・小狐礼三(こぎつねれいざ)・舟玉お才の三人の盗賊を主人公とした白浪物。通称「小狐礼三」。
こはる‐び【小春日】
小春のころの穏やかな日。また、その日ざし。《季 冬》「—や石を噛み居る赤蜻蛉/鬼城」
こはる‐びより【小春日和】
初冬のいかにも小春らしい穏やかで暖かい日和。《季 冬》「玉の如き—を授かりし/たかし」 [補説]文化庁が発表した平成26年度「国語に関する世論調査」では、本来の意味とされる「初冬の頃の、穏やかで...
こ‐はん【古版】
古い版木。旧版。また、昔、出版された書籍。古版本。
こ‐はん【孤帆】
海に浮かぶ一そうの帆船。孤舟。
こ‐はん【湖畔】
湖のほとり。湖のそば。「—を逍遥する」
こはん【湖畔】
黒田清輝による油絵。箱根、芦ノ湖の自然を背景に、浴衣姿で団扇を手にした女性を描いたもの。明治30年(1897)、第2回白馬会展に「避暑」の題名で出品。その後「避暑(湖辺婦人)」「Au bord ...