つき‐ぎり【月切り】
1 ある物事の期間を、1か月または幾月と限って定めること。「—の算用に相納め、地獄極楽の修復料に致すべき事」〈浮・風俗遊仙窟・四〉 2 「月掛かり」に同じ。「これは都の—に隠し置かれし手煎ぢゃ」...
つい‐しゅ【堆朱】
彫漆の一。朱漆を何回も塗り重ねて厚い層を作り、これに文様を彫刻したもの。特に宋代以降盛行し、日本には鎌倉時代に伝来し、室町時代以降に制作が始まった。中国では剔紅(てきこう)という。
つき‐や・る【突き遣る】
[動ラ五(四)]突いて向こうへ押しやる。「『これをその方にお見せ』と云って我が子を—・ると」〈谷崎・少将滋幹の母〉
つくし‐ごと【筑紫箏】
1 「筑紫流」に同じ。 2 筑紫流箏曲(そうきょく)で用いる箏。また、俗箏(ぞくそう)は筑紫流から生じたので、これらを雅楽の箏(楽箏)と区別していう。筑箏(ちくそう)。
つぎ‐め【継(ぎ)目/続ぎ目】
1 物と物のつなぎ合わせてある部分。つなぎめ。「水道管の—」 2 骨と骨とが連結している部分。関節。「膝の—が急に痛くなった」〈漱石・夢十夜〉 3 家督・位・役職などを交替すること。また、その後...
つきひ‐がい【月日貝/海鏡】
ツキヒガイ科の二枚貝。海の砂泥底にすむ。貝殻は円形で平たく、殻長約10センチ、表面は滑らかで光沢があり、左殻は赤橙色、右殻は淡黄白色。名はこれを太陽と月に見立てたもの。本州中部以南に分布。食用、...
つい‐ばつ【追伐】
討手(うって)をさし向けて、賊を退治すること。追討。「清盛これを—し、件(くだん)の族(やから)を配流せしよりこのかた」〈曽我・二〉
つい‐きん【堆錦】
琉球(沖縄)漆器特有の技法。漆と各種の顔料を練り合わせ、これを押し広げて型にはめるか、または切り取って文様を作り、漆器の表面にはりつけるもの。
つけ‐あい【付合】
1 連歌・俳諧で、五・七・五の長句と七・七の短句を付け合わせること。先に出される句を前句、これに付ける句を付句という。 2 1で、前句と付句を関係づける契機となる語句。寄合(よりあい)よりも広く...
ちょさくけん‐ほう【著作権法】
著作者の権利およびこれに隣接する権利を定め、その保護を目的とする法律。日本では明治32年(1899)に初めて制定された。現行のものは昭和46年(1971)施行。 [補説]平成26年(2014)の...