こいおしえ‐どり【恋教へ鳥】
《伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)の二神がこの鳥の動作を見て夫婦の道を知ったという神話から》セキレイの古名。「あの鶺鴒(せきれい)を…庭たたき、—ともいふぞとよ」〈浄・...
こい‐か【恋歌】
「こいうた」に同じ。
こい‐かぜ【恋風】
恋心のせつなさを、風が身に染みるのにたとえていう語。「冬の夜の—ぞっと身に染て」〈魯文・高橋阿伝夜叉譚〉
こい‐がたき【恋敵】
恋の競争相手。自分が恋する人に、同様に恋している人。 [補説]作品名別項。→恋敵
こいがたき【恋敵】
《原題The Rivals》シェリダンの処女戯曲。5幕。1775年初演の恋愛喜劇。
こ‐いき【小意気/小粋】
[名・形動] 1 どことなく粋なこと。洗練されていること。また、そのさま。「—な身なり」 2 (「小意気過ぎる」の形で)こましゃくれているさま。小生意気(こなまいき)。「—過ぎたる小坊主め」〈浄...
こい‐くち【濃(い)口】
1 醤油などの味や色が濃いこと。また、そのもの。⇔薄口。 2 「濃い口醤油」の略。
こい‐ぐち【鯉口】
《断面が鯉の開いた口に似ているところから》 1 刀の鞘(さや)の口。 2 和服で水仕事などをするとき、着物が汚れるのを防ぐために上に着る、袖口の小さい筒袖の上っ張り。
こいくち‐しょうゆ【濃(い)口醤油】
色の濃い、普通の醤油のこと。薄口醤油に対していう。
鯉口(こいぐち)を切(き)・る
すぐに刀が抜けるように、刃を少し引き出しておく。鯉口をくつろげる。「刀を引き寄せ、—・って見せた」〈藤村・夜明け前〉