こご・し【凝し】
[形シク]岩がごつごつしていて険しいさま。「神さぶる岩根—・しきみ吉野の水分山(みくまりやま)を見れば悲しも」〈万・一一三〇〉
ゴロフクレン【(オランダ)grofgrein】
近世舶来のごつごつした毛織物。帯地・カッパ地などに用いた。ゴロ。ゴロフク。ゴロフクリン。 [補説]「呉絽服連」とも書く。
ほね‐ば・る【骨張る】
[動ラ五(四)] 1 骨が出てごつごつしている。「—・った顔」 2 意地を張る。かどが立つほど主張する。「—・った物言い」
ほねっ‐ぽ・い【骨っぽい】
[形] 1 魚肉などに小骨が多い。「—・い魚」 2 やせてごつごつと骨ばっている。「—・い手」 3 しっかりしていて手ごわい。気骨がある。「—・い若者」 [派生]ほねっぽさ[名]
ふしこぶ‐だ・つ【節瘤立つ】
[動タ五(四)]節や瘤が多くて、ごつごつしている。「—・ちたる腕を扼(やく)して」〈魯庵・社会百面相〉
ほね‐だ・つ【骨立つ】
[動タ五(四)]からだがやせて、骨がごつごつと目立ってくる。「背中がなんとなく—・っていて」〈寅彦・子猫〉
ふしくれ‐だ・つ【節榑立つ】
[動タ五(四)] 1 木などに節がたくさんあって、でこぼこしている。「—・った幹」 2 手や指などの筋や関節が盛り上がってごつごつしている。「—・った手」
さ‐が【槎枒/槎牙】
[ト・タル][文][形動タリ]木の枝がごつごつと角ばって入りくんでいるさま。「椿に隣れる梅樹(うめ)の—たるに」〈蘆花・自然と人生〉
ぶ‐こつ【無骨/武骨】
[名・形動]《「骨(こち)無し」を音読みにした語》 1 骨ばってごつごつしていること。また、そのさま。「節くれだった—な手」 2 洗練されていないこと。無作法なこと。また、そのさま。「—な振る舞...
あら‐くま・し【荒くまし】
[形シク] 1 ごつごつしている。「枝ざしなどは、いと手触れにくげに—・しけれど」〈枕・四〇〉 2 荒っぽい。粗暴だ。あらくもしい。「物言ひなども—・しい」〈浄・鎌田兵衛〉