ささ‐がき【笹垣】
笹竹で結った垣。
ささ‐がき【笹掻き】
ゴボウなどを笹の葉のように細く薄くそぎ切ること。また、切ったもの。笹吹き。ささがし。
ささがき‐なます【笹掻き膾】
ダイコンを笹掻きにして作ったなます。ひでりなます。
ささ‐がし【笹がし】
「ささが(笹掻)き」の音変化。
ささ‐がに【細蟹/笹蟹】
蜘蛛(くも)の古名。また、蜘蛛の糸。「あさぢが露にかかる—」〈源・賢木〉 [補説]上代「笹が根の」の意の「ささがねの」を、中古になって、音の類似から「ささ蟹」と解し、「ささ」が小さいの意に意識さ...
ささがに‐の【細蟹の】
[枕] 1 蜘蛛(くも)の意から、「蜘蛛」また同音の「雲」「曇る」にかかる。「—くものふるまひ哀れなり」〈玉葉集三〉 「—曇らぬ空に雨のみぞ降る」〈後拾遺・雑三〉 2 蜘蛛の糸の意から、「糸」ま...
ささがに‐ひめ【細蟹姫】
《蜘蛛(くも)が糸をかけるところから》織女星の異称。たなばた姫。《季 秋》
ささがね‐の
[枕]《「ささがにの」の古形》「ささがにの」に同じ。「—蜘蛛の行ひ今宵著(しる)しも」〈允恭紀・歌謡〉 [補説]この日本書紀の例は、「笹が根」で枕詞ではなく、笹の根もとにいる蜘蛛(くも)とする説...
ささ‐がや【笹茅/笹萱】
イネ科の一年草。山野に生え、高さ20〜30センチ。群がって生え、葉はササに似て小さい。秋、茎の頂に緑色の花穂をつける。
ささ‐がれい【笹鰈】
ヤナギムシガレイの別名。また、その干物。