さえ‐の‐かみ【道祖神/障の神/塞の神】
《「さえ」は遮る意》悪霊が侵入するのを防ぎ、通行人や村人を災難から守るために村境・峠・辻などに祭られる神。みちの神・たむけの神・峠の神・岐(ふなど)の神・道祖神(どうそじん)・さいの神などの言い...
さえ‐まさ・る【冴え勝る】
[動ラ四] 1 寒さがいっそう厳しくなる。一段と冷え込む。「冬の夜の—・るかな」〈万代・六〉 2 月の光などがいっそう澄んで見える。「秋の夜や天の川瀬は氷るらむ月の光の—・るかな」〈千載・秋上〉
さ‐えもん【左衛門】
1 「左衛門府」の略。⇔右衛門。 2 「土左衛門(どざえもん)」の略。
さえもん‐の‐かみ【左衛門督】
左衛門府の長官。正五位上相当。左金吾。
さえもん‐の‐じん【左衛門の陣】
《左衛門府の役人の詰め所があったところから》建春門の異称。
さえもん‐の‐たいふ【左衛門大夫】
左衛門尉(じょう)(従六位下相当)で五位の者。
さえもん‐ふ【左衛門府】
右衛門府とともに宮城諸門の警衛などをつかさどった役所。→衛門府
サ‐エ‐ラ【(フランス)çà et là】
あちこち。ここかしこ。
さ・える【冴える/冱える】
[動ア下一][文]さ・ゆ[ヤ下二] 1 寒さが厳しくなる。しんしんと冷え込む。「—・えた冬の夜」《季 冬》「—・ゆる夜の瓦(かはら)音ある礫(こいし)かな/碧梧桐」 2 くっきりと澄む。はっきり...
さ・える【障える/支える】
[動ア下一][文]さ・ふ[ハ下二] 1 さまたげる。じゃまする。「恋は到底痴(おろか)なもの、少し—・えられると、直ぐ死にたき思いになる」〈左千夫・春の潮〉 2 (多く「気にさえる」の形で)気に...