しか‐し【私窩子】
淫売婦。売春婦。私娼(ししょう)。「当年十五歳の—であった」〈芥川・南京の基督〉
しか‐し【然し/併し】
[接]《「しかしながら」の略かという》 1 今まで述べてきた事柄を受けて、それと相反することを述べるときに用いる。そうではあるが。けれども。「こんなことは言いたくない。—立場上言わなければならな...
しか‐しか【確確】
[副](多く下に打消しの語を伴う)物事が確実に行われるさま。たしかに。しっかり。「終に—とねむることなければ」〈中華若木詩抄・上〉 「返事も—し給はず」〈仮・竹斎・下〉
しか‐じか【然然】
《古くは「しかしか」か》 [副](「云云」とも書く)繰り返して言わないとき、わかりきったことをいちいち言わないとき、または必要のないことなので省略するときなどに、その代わりに用いる。かようかよ...
しか‐しき【四家式】
⇒和歌四式(わかししき)
しかしちろん【紫家七論】
江戸中期の評論書。1巻。安藤為章著。元禄16年(1703)成立。紫式部と源氏物語についての評論7編を収録。
しか‐し‐て【然して/而して】
[接]そして。それから。多く漢文訓読文に用いられる。
しかし‐ながら【然し乍ら/併し乍ら】
[接]「しかし」のやや改まった、言い方。「彼は金持ちだ。—実に質素だ」 [副] 1 そのまま。そっくり。すべて。「精進にて書きたる経は、—竜宮に納まりぬ」〈今昔・一四・二九〉 2 結局。要す...
しか‐しゅう【私家集】
勅撰集・私撰集に対して、個人の歌集。主に近世以前のものをいう。「山家集」「金槐(きんかい)集」など。家集。家の集。
しか‐しゅう【詞華集/詞花集】
美しい詩文を集めた書物。アンソロジー。 「詞花和歌集」の略。