せいがいは【青海波】
(「清海波」「青海破」とも書く)雅楽。唐楽。盤渉(ばんしき)調で新楽の中曲。舞は二人舞で、舞姿は優美。「輪台(りんだい)」を序として引き続いて舞う。番舞(つがいまい)は「敷手」。 清元。...
せい‐げん【正言】
[名](スル)道理にかなったことを言うこと。また、事実をまげずに言うこと。「—すれば、独断の批評は、決して批評として宜しきにはあらねど」〈逍遥・批評の標準〉
せ【瀬】
1 川などの流れが浅く歩いて渡れる所。浅瀬。「—を渡る」⇔淵(ふち)。 2 川の流れの急な所。また、海水の流れ。潮流。「—を下る」「潮—」 3 物事に出あうとき。機会。「身をすててこそ浮かぶ—も...
ぜ【是】
[常用漢字] [音]ゼ(呉) [訓]これ この 1 正しい。「是非・是是非非」 2 正しいと考える。「是正・是認」 3 正しい方針。「国是・社是」 4 これ。この。「色即是空(しきそくぜくう)・...
すり‐しき【修理職】
「しゅりしき(修理職)」に同じ。「—、内匠寮(たくみづかさ)に宣旨下りて、二なう改め造らせ給ふ」〈源・桐壺〉
すみ‐の‐おしき【隅の折敷】
四隅を切った折敷。すみおしき。すみ。
すめ‐かみ【皇神】
《「すめがみ」とも》 1 神を敬っていう語。すべかみ。「山科の石田(いはた)の社(もり)の—に幣(ぬさ)取り向けて」〈万・三二三六〉 2 皇室の祖先である神。皇祖の神。すべかみ。「そらみつ大和(...
すみ‐のぼ・る【澄み昇る】
[動ラ四] 1 澄んだ月が高く昇る。「有明の月—・りて、水の面も曇りなきに」〈源・浮舟〉 2 澄んだ音色が高く響く。「これは—・りてことごとしき気の添ひたるは」〈源・椎本〉
すら‐を
[連語]《副助詞「すら」+助詞「を」》 1 …でも。…なのに。「にきびにし我が家—草枕旅寝のごとく思ふ空苦しきものを」〈万・三二七二〉 2 (打消しの語を伴って)…さえも。「春雨の止まず降る降る...
すり‐きり【擦(り)切り/摩り切り/摺り切り】
1 粉や粒状のものを量るとき、容器のふちより上にある部分を取り去ること。「カップ—一杯の米」 2 金や財産などを使い果たすこと。また、その人。「見苦しき物…—の借り著(ぎ)」〈仮・犬枕〉