け‐のぼ・る【気上る】
[動ラ四]のぼせる。上気する。「—・りて苦しき病あれば」〈読・雨月・蛇性の婬〉
け‐はれ【褻晴れ】
褻のときと晴れのとき。日常と、儀式ばった特別のとき。「ことにうち解けぬべき折節ぞ、—なくひきつくろはまほしき」〈徒然・一九一〉
けぶり【煙/烟】
《「けむり」の古形》 1 「けむり1」に同じ。「汽車はしきりに—を吐きつつある」〈漱石・虞美人草〉 2 「けむり2」に同じ。「霜いと白うおける朝、遣水より—の立つこそをかしけれ」〈徒然・一九〉 ...
けらま‐しょとう【慶良間諸島】
沖縄本島西方の諸島。渡嘉敷(とかしき)島・座間味(ざまみ)島などからなる。山地にすむケラマジカは天然記念物。沿岸は珊瑚礁(さんごしょう)が発達しており、平成17年(2005)ラムサール条約に登録...
けわし・い【険しい/嶮しい】
[形][文]けは・し[シク] 1 傾斜が急で、登るのに困難であるさま。「—・い山道」 2 困難や危険な事態が予想されるさま。「再建への道は—・い」 3 怒りや緊張のため、言葉や表情などがとげとげ...
けん‐かん【顕官】
1 地位の高い官職。また、その官職にある人。 2 律令制の下級官職のうちで重要とされた官。外記(げき)・史(ふひと)・式部丞(しきぶのじょう)・民部丞・左右衛門尉(えもんのじょう)など。
けん‐ぎょ【県魚】
各都道府県で、郷土を代表するものとして選び定められた魚介。秋田県のハタハタ、高知県のカツオなど。 [補説]県魚一覧(選定している県)青森 ヒラメ岩手 ナンブサケ秋田 ハタハタ山形 サクラマス茨城...
けん‐けん【眷眷/睠睠】
[ト・タル][文][形動タリ]しきりに心がひかれるさま。ひたすら恋い慕うさま。「—として慕える念をば」〈逍遥・小説神髄〉
けん‐だん【検断】
1 中世、侍所・六波羅探題・守護・地頭などが刑事上の事件を審理し、判決する手続き。 2 「検断職(けんだんしき)1」の略。 3 大庄屋(おおじょうや)のこと。
けんま‐こくげき【肩摩轂撃】
《「戦国策」斉策から。「轂撃」は車の轂(こしき)と轂とがぶつかり合う意》人や車の往来が激しいこと。混雑していること。「往来の繁雑、—」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉