ぼ‐けい【暮景】
1 夕暮れのけしき。夕げしき。 2 老境。晩年。
まだ・し【未だし】
[形シク]《副詞「まだ」の形容詞化》 1 まだその時期に達していない。「花盛りは—・しきほどなれど」〈源・少女〉 2 まだ準備が整わない。不十分だ。「文やり給ひつや。—・しくは、かう書きてやり給...
ぺちゃ‐ぺちゃ
[副](スル) 1 「ぺちゃくちゃ」に同じ。「—(と)おしゃべりを楽しむ」 2 物を食べるとき、しきりに舌が立てる音を表す語。「—させて食べる」 3 手のひらでしきりに打つ音を表す語。「平手でほ...
ふう‐ぞく【風俗】
1 ある時代やある社会における、生活上の習わしやしきたり。風習。「明治の—」「性—」 2 風俗店のこと。また、それに関係する事柄。「—産業」 3 身なり。服装。「旦那らしき—の人」〈人・梅児誉美...
べかし
[助動][○|べかしく(べかしう)|(べかし)|べかしき|○|○]《「べし」の連用形「べかり」を形容詞型活用にして用いたもの》「あるべかしく」「あるべかしき」の形で、当然・義務・適当の意を表す。...
しば‐た・つ【屡立つ】
[動タ四] 1 音がしきりに聞こえる。「堀江漕ぐ伊豆手の舟の梶つくめ音—・ちぬ水脈(みを)速みかも」〈万・四四六〇〉 2 波などがしきりに起こり立つ。「島風に—・つ波のやちかへり恨みても猶たのま...
しきぶ‐しょく【式部職】
宮内庁の一部局。皇室の祭典・儀式・交際および雅楽などをつかさどる。しきぶしき。
しく‐しく【頻く頻く】
[副]《動詞「し(頻)く」を重ねたものから》絶え間なく。しきりに。「奥山のしきみが花の名のごとや—君に恋ひ渡りなむ」〈万・四四七六〉
おぼおぼ・し
[形シク] 1 ぼんやりして、はっきりとしない。おぼろげである。「たそがれ時の—・しきに」〈源・常夏〉 2 隔てがましい。よそよそしい。「思し隔てて、—・しくもてなさせ給ふには」〈源・夢浮橋〉 ...
おち‐とま・る【落ち止まる/落ち留まる】
[動ラ四] 1 物がそのまま後に残る。「—・りてかたはなるべき人の御文ども」〈源・幻〉 2 人が居残る。生き残る。「はかばかしき後見なくて—・る身どもの悲しきを思ひつづけ給ふに」〈源・総角〉