したたり‐お・ちる【滴り落ちる】
[動タ上一][文]したたりお・つ[タ上二]水などが、しずくになって落ちる。「岩清水が—・ちる」
滴(したた)り積(つ)もりて淵(ふち)となる
わずかなものでも多く集まれば大きなものとなるたとえ。塵(ちり)も積もれば山となる。
した‐た・る【滴る/瀝る】
[動ラ五(四)]《「下垂る」の意。古くは「しただる」とも》 1 水などが、しずくになって垂れ落ちる。「血が—・る」 2 美しさや鮮やかさがあふれるばかりに満ちている。「水も—・るいい男」「緑—・...
した‐たる・い【舌怠い】
[形][文]したたる・し[ク] 1 物の言い方が甘えたような調子であるさま。したったるい。「女子学生の一部に流行(はや)る、あの稍々—・いような遊ばせ言葉も」〈広津和郎・風雨強かるべし〉 2 舌...
した‐だい【舌代】
口で言う代わりに文書に書いたもの。多く、飲食店の品書きのはじめに記す。口上書き。ぜつだい。
しただしさんば【舌出し三番】
歌舞伎舞踊。清元と長唄掛合(かけあい)。本名題「再春菘種蒔(またくるはるすずなのたねまき)」。2世桜田治助作詞、伊藤東三郎・2世杵屋正次郎作曲。文化9年(1812)江戸中村座で3世中村歌右衛門が...
しただみ【小蠃子/細螺】
キサゴの古名。「香島嶺(かしまね)の机の島の—をい拾ひ持ち来て石もちつつき破り」〈万・三八八〇〉
した‐だ・む【舌訛む】
[動マ四]言葉がなまる。発音などが崩れる。「あづまにて養はれたる人の子は—・みてこそ物は言ひけれ」〈拾遺・物名〉 [補説]上二段活用であるとする説がある。→訛(だ)む
した‐ちち【下乳】
下着や水着のブラジャーの下端から、はみ出している乳房。→はみ乳
したっ‐ぱ【下っ端】
身分や地位が低いこと。また、その者。「—の役人」