つつみ【慎み】
つつしむこと。はばかること。「我がもてつけたるを—なくいひたるは、あさましきわざなり」〈枕・一九五〉
つぶつぶ‐かん【粒粒感】
つぶつぶとした感じ。たくさんの粒の感触。「果実の—を楽しむジュース」
つう‐そ【痛楚】
ひどく痛み苦しむこと。「困難—の事に当り」〈中村訳・自由之理〉
つめいろのあめ【爪色の雨】
サトウ・ハチローの処女詩集。大正15年(1926)刊。挿絵・装丁は吉邨(よしむら)二郎。
罪(つみ)無(な)くして配所(はいしょ)の月(つき)を見(み)る
流罪の身としてではなく、罪のない身で、配所のような閑寂な土地の月を眺めれば、情趣も深いであろうということ。俗世を離れて風流な趣を楽しむことをいう。
つま・る【詰(ま)る】
[動ラ五(四)] 1 すきまもなく入って、いっぱいになる。「立錐(りっすい)の余地もなく—・った聴衆」「予定がびっしり—・っている」 2 途中がふさがって通路・管などが通じなくなる。「排水管が—...
つう‐たん【痛嘆/痛歎】
[名](スル)ひどく嘆き悲しむこと。痛切な嘆き。「フロレンスの死別を—し」〈織田訳・花柳春話〉
つう‐せき【痛惜】
[名](スル)ひどく悲しみ惜しむこと。「友の夭折(ようせつ)を—する」
て‐あわせ【手合(わ)せ】
[名](スル) 1 相手となって勝負をすること。「有段者と—する」「碁の—」 2 売買の契約を結ぶこと。手打ち。「生糸の—も順調に行なわれた」〈藤村・夜明け前〉 3 相手との最初の戦い。「平家の...
ちょく【飭】
[音]チョク(漢) 1 命令して正させる。「戒飭」 2 身をつつしむ。引き締めととのえる。「謹飭」