しも‐がかり【下掛(か)り】
1 話がしもがかっていること。また、その話。 2 能のシテ方五流のうち、金春(こんぱる)・金剛、のちに喜多を加えた三流の称。当初、上掛かりの京都に対し、奈良に本拠を置いたからともいう。大和掛かり...
しもがかり‐ほうしょうりゅう【下掛宝生流】
能のワキ方の流派の一。徳川家光の命で、下掛かりの金春(こんぱる)座付きワキ方春藤流の春藤権七祐玄が、宝生座付きとなって立てた流儀。下宝生。脇宝生。
しも‐がか・る【下掛(か)る】
[動ラ五(四)]下半身にかかわる話になる。下品な方面に及ぶ。「—・った話」
しも‐がこい【霜囲い】
「霜除(しもよ)け」に同じ。《季 冬》「—めをとのごとくそれは牡丹/青邨」
しも‐が‐しも【下が下】
最下級。げのげ。「—と人の思ひ捨てしすまひなれど」〈源・夕顔〉
しも‐がち【下勝ち】
[形動ナリ]下の方ほど長く大きくなっているさま。「なほ—なる面(おも)やうは、大方おどろおどろしう長きなるべし」〈源・末摘花〉
しもがも【下鴨】
京都市左京区の地名。賀茂川と高野川にはさまれた地域。
しもがも‐じんじゃ【下鴨神社】
賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)の通称。
しも‐がれ【霜枯れ】
1 しもがれること。また、その枯れた草木。《季 冬》「—の芭蕉を植ゑし発句塚/杉風」 2 商売が暇で景気が悪いこと。「—の二月、八月」 3 「霜枯れ時」の略。
しもがれ‐どき【霜枯れ時】
1 草木が霜に枯れてしまう時期。 2 商売などの景気がよくない時期。