しもふり‐づき【霜降り月】
陰暦11月の異称。霜月。《季 冬》「後山へ—の橋をふむ/蛇笏」
しもふり‐まつ【霜降松】
ゴヨウマツの変種。葉が緑白色で霜が降りたように見える。霜降り五葉。
しも‐ぶくれ【下膨れ/下脹れ】
[名・形動] 1 下の方がふくらんでいること。また、そのような形。 2 顔の下の方、特に、ほおの辺りがふくらんでいること。また、そのようなさまや顔。「—な(の)顔」
しも‐べ【下辺】
《古くは「しもへ」》しもの方。特に、川の下流の辺り。⇔上辺(かみべ)。「上辺(かみへ)には千鳥しば鳴く—にはかはづつま呼ぶ」〈万・九二〇〉
しも‐べ【下部/僕】
1 雑用に使われる者。召使い。「神の—」 2 身分の低い者。「この魚…頭は—も食はず」〈徒然・一一九〉 3 官に仕えて、雑役を勤めた下級の役人。「—ども参ってさがし奉れ」〈平家・四〉
しも‐べや【下部屋】
召使いなどの部屋。「これ縫ひ給はずは、—にやりてこめ奉らむ」〈落窪・二〉
しも‐ぼうし【下法師】
雑役などに使われる身分の最も低い僧。中間(ちゅうげん)法師。「弟子の—を呼びて、私語(さきめ)きて物へ遣はしつ」〈今昔・二八・一七〉
しもみ‐ぐさ【霜見草】
寒菊(かんぎく)の別名。
しも‐みち【霜道】
1 霜の降りている道。 2 傾斜地などの、冷気の流れ下る道筋。降霜が多い。
しも‐む【下無】
日本音楽の十二律の一。基音の壱越(いちこつ)より四律高い音で、中国の十二律の姑洗(こせん)、洋楽の嬰(えい)ヘ音にあたる。