じゅう‐ぜん【十善】
仏語。十悪を犯さないこと。不殺生・不偸盗(ふちゅうとう)・不邪淫・不妄語・不両舌・不悪口(ふあっく)・不綺語(ふきご)・不貪欲(ふとんよく)・不瞋恚(ふしんに)・不邪見。
じゅうぜん【柔然】
4〜6世紀、モンゴル高原に栄えたモンゴル系遊牧民族。また、その国家。族長の社崘(しゃろん)が君主の称号である可汗を名のった5世紀前半が最盛期で、北魏と対立。555年、突厥(とっけつ)に滅ぼされた...
じゅう‐ぜん【従前】
今より前。これまで。以前。「—の方式」「—どおり」
じゅう‐ぜん【糅然】
[ト・タル][文][形動タリ]入りまじるさま。ごちゃごちゃしているさま。「粗雑な文句ばかりが—としてちらかっている」〈芥川・戯作三昧〉
じゅうぜん‐かい【十善戒】
十善を守るための戒律。十戒。
じゅう‐ぜんじ【十禅師】
知徳にすぐれた僧を10人選んで宮中の内道場に仕えさせたもの。内供奉(ないぐぶ)に任ぜられた。
日吉(ひえ)山王七社権現の一。瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を権現とみていう称。国常立尊(くにのとこ...
じゅうぜん‐ていおう【十善帝王】
「十善の君」に同じ。
じゅうぜん‐の‐きみ【十善の君】
《仁王経に、前世で十善を行った果報として今生には王者に生まれると説くところから》天子。帝王。天皇。十善の主(あるじ)。十善の天子。十善帝王。
じゅうぜん‐の‐くらい【十善の位】
天子・天皇の位。十善の王位。十善の天位。
じゅうぜん‐ばんじょう【十善万乗】
《十善の徳と万乗の富の意から》天子の位。