さり‐とて【然りとて】
[接]そうだからといって。そうかといって。「悪くはない。—感心するほどの出来映えでもない」
さる‐から【然るから】
[接]そうだから。それゆえに。「—兄長(このかみ)何故(なにゆゑ)この国に足をとどむべき」〈読・雨月・菊花の約〉
されば‐こそ【然ればこそ】
[連語] 1 そうだからこそ。それだから。「—あのとき注意したのだ」 2 予想が的中したときに用いる語。案の定。やっぱり。「—、行綱はまことを言ひけり」〈平家・二〉
さ・れる
[動ラ下一][文]さ・る[ラ下二]《動詞「する」の未然形+助動詞「れる」から》 1 「する」の尊敬の意を表す語。「先生が旅行を—・れるそうだ」 2 「する」の受身の意を表す語。「子供にいたずらを...
さん‐がん【巑岏】
[ト・タル][文][形動タリ]鋭く切り立っているさま。「—と、あら削りの柱の如く聳(そび)えるのが天狗岩だそうだ」〈漱石・草枕〉
ざ◦なり
[連語]《助動詞「ず」の連体形に伝聞推定の助動詞「なり」の付いた「ざるなり」の音変化「ざんなり」の撥音無表記》打ち消して伝聞・推定する意を表す。…ないそうだ。…ないようだ。「海賊は夜あるきせ—◦...
然(しか)あれば
そうであるから。そうだから。「—賢き輩はつひに賢き事もなし」〈宇治拾遺・一五〉
しかれ‐ども【然れども】
[接]そうだけれども。しかしながら。「頂上直下まで迫る。—力及ばず撤退」
して‐みる‐と
[接]先行の事柄の結果として、後続の事柄へ続くことを示す。そうしてみると。そうだとすると。してみれば。「—まちがいだったのか」
しぶ‐ろく【四分六】
4対6の割合。4割と6割の割合。「—で何とか勝ちそうだ」