もの‐の‐ぐ【物の具】
1 道具。調度品。「—をだにとらず、深くかくれにけり」〈宇治拾遺・九〉 2 武具。兵具。特に鎧(よろい)をいう。また、武者がそれを身につけること。「我とおもはん者共は皆—して馳せ参れ」〈平家・二...
もむ‐な・い
[形](関西地方で)うまくない。味がよくない。まずい。もみない。「汗水流して、—・いもん喰て、それで損するんや」〈上司・太政官〉
ももじりごやくまくらのそうし【桃尻語訳枕草子】
橋本治による「枕草子」の現代語訳。桃尻語とは、橋本のデビュー作である「桃尻娘」にちなむ言葉。1980年代から1990年代の若い女性の話し言葉を使用した、斬新な現代語訳で注目を集める。全3巻で、そ...
もの‐じたい【物自体】
《(ドイツ)Ding an sich》カント哲学で、感官を触発して表象を生じさせることによって、われわれに現れた限りでの対象(現象)の認識を得させる起源となるが、それ自体は不可知であるもの。現象...
もん‐かんばん【紋看板】
江戸時代、歌舞伎劇場の看板の一種。主な役者の名を、それぞれの定紋や役柄の下に1枚ずつに分けて書いたもの。作者や振り付けの名などのものもある。
モルト【malt】
1 大麦の麦芽。ウイスキー・ビールの原料。また、それだけを原料として造られたウイスキーの原酒。モルトウイスキー。 2 「モルトウイスキー」の略。
もろ‐み【諸味/醪】
酒・醤油などの醸造で、原料の混合したもの。また、それを熟成させたもの。まだ粕(かす)を絞ってないものをいう。
モルガン【morgan】
染色体上での遺伝子間の距離を表す単位。二つの遺伝子座の間で1回の減数分裂当たり、染色体の交差が平均1回起こる距離を1モルガンとする。この単位だと大きすぎるため、ふつうそれを100分の1にしたセン...
も‐よう【模様】
1 織物・染め物・工芸品などに装飾として施す種々の絵や形。また、ものの表面にあらわれた図形。文(あや)。文様。「美しい—の木目」「幾何学的な—」 2 物事のありさま。ようすや経過。「現場から事件...
も・る【盛る】
[動ラ五(四)] 1 物を容器に入れて満たす。「飯を茶碗に—・る」 2 積んで高くする。積み上げる。「果物を山と—・る」「入り口に塩を—・る」 3 薬剤を調合する。また、それを与える。特に、毒を...