ぞう‐し【贈諡】
[名](スル)諡(おくりな)をおくること。また、その諡。
ぞう‐じ【造次】
《古くは「そうし」「ぞうし」とも》とっさの場合。ごく短い時間。「尊い神の道を奉じて—にも顛沛(てんばい)にも神の御恵を感謝せねばなりませぬ」〈魯庵・社会百面相〉
ぞうし‐かん【造士館】
薩摩(さつま)藩の藩校。藩主島津重豪(しまづしげひで)が安永2年(1773)に開設。和学・漢学・筆道の3科を課し、武芸の鍛練も行った。
ぞうし‐が‐や【雑司ヶ谷】
東京都豊島区南部の地名。また、豊島区南部から文京区西部にまたがる地域名。鬼子母神(きしもじん)(法明寺)や、夏目漱石など文人の墓の多い雑司ヶ谷霊園がある。
ぞうしがや‐れいえん【雑司ヶ谷霊園】
東京都豊島区にある都立霊園。明治7年(1874)の開園。面積は約11万5000平方メートル。夏目漱石・永井荷風・泉鏡花・小泉八雲ら文人の墓が多いことで知られる。
ぞう‐しき【雑色】
1 律令制における品部(しなべ)・雑戸(ざっこ)の総称。 2 蔵人所(くろうどどころ)の下級職員。公卿の子弟などが任じられた。 3 院の御所・摂関家などで、雑務に従事した無位の役人。 4 鎌倉・...
ぞうしき‐でん【雑色田】
奈良・平安時代、特定の費用に充てるために定められた田地。放生田(ほうじょうでん)・采女田(うねめでん)・節婦田・唐人田など。ざっしきでん。
ぞうしき‐どころ【雑色所】
雑色3の詰めた所。
ぞうし‐ずみ【曹司住み】
貴族の部屋住みの子弟。また、部屋住みの身分。「いまだ年若くして、官も成らず、四郎の君と云ひて、—にてぞありける時に」〈今昔・二八・三四〉
ぞうし‐まち【曹司町】
平安時代、宮中で、曹司を多く建て連ねた所。つぼねまち。