れんたい‐し【連体詞】
日本語の品詞の一。活用のない自立語で、主語となることがなく、体言を修飾する以外には用いられない品詞。口語では「あの人」「あらゆる要素」「たいした人出」の「あの」「あらゆる」「たいした」など、文語...
あだ‐なみ【徒波/徒浪】
たいした風もないのに立つ波。変わりやすい人の心、軽々しい行為などをたとえていう語。「音にだに立てじと思ひし—のあだなる名をも流しつるかな」〈新葉・恋二〉
ろく‐ろく【碌碌】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 平凡で役に立たないさま。たいした事もできないさま。「最近の一二年は…—と送った事だが」〈宇野浩二・苦の世界〉 2 小石が多くあるさま。「錫鉄等の鉱石の如きは—...
さる‐こと【然る事】
[連語] 1 そのようなこと。そういうこと。そんなこと。「—はさておき」 2 いうまでもないこと。もちろんのこと。もっともなこと。「日ごろの心がけも—ながら」 3 たいしたこと。りっぱなこと。「...
さら‐ぬ【然らぬ】
[連語]《動詞「さ(然)り」の未然形+打消しの助動詞「ず」の連体形》 1 そうでない。それ以外の。「あはれ、—ものと見しものを」〈かげろふ・中〉 2 たいしたことのない。なんでもない。「大将の君...
さん‐かん【散官】
1 律令制で、位階があって、それに相当する職務のない官。⇔職事官(しきじかん)。 2 たいした役目のない、暇な官職。
然(さ)もな・い
それほどでもない。たいしたことはない。「—ことだ」
然(さ)もな・し
1 そんなことはない。「そこにもしかぞ思しけむ。されど、—・かりし事なり」〈大鏡・道隆〉 2 たいしたこともない。どうということもない。「—・き笛をうやうやしく」〈読・弓張月〉
さすが【流石/遉】
[形動][文][ナリ] 1 評判や期待のとおりの事実を確認し、改めて感心するさま。なるほど、たいしたもの。「この難問が解けるとは—だ」 2 あることを一応は認めながら、一方でそれと相反する感情...
しょう‐じつ【消日】
たいしたこともせずその日を過ごすこと。消光。「それが疲れて来ると、字義どおりの—になった」〈志賀・暗夜行路〉