おおやけ‐はらだ・つ【公腹立つ】
[動タ四]自分の利害からではなく、公の立場から腹を立てる。他人事ながら腹が立つ。義憤を覚える。「らうたげにうち歎きてゐたるを、見捨てて行きなどするは、あさましう—・ちて」〈枕・二六八〉
おおやけ‐わたくし【公私】
1 公に関することと私に関すること。こうし。「左の大臣も、—、引きかへたる世の有様に」〈源・賢木〉 2 朝廷と民間。朝野。「かくて今は御禊、大嘗会など、—の大きなる事におぼし騒ぐに」〈栄花・日蔭...
おか‐たゆう【岡大夫】
《醍醐天皇が好み、大夫(たゆう)(五位)の位を授けたという言い伝えから》蕨餅(わらびもち)の異称。「ふだんはわらびの餅と申す。延喜の帝の聞こし召されて、官をなされ、—とも申したると申すが」〈虎明...
おかやま【岡山】
中国地方南東部の県。もとの備前・備中・美作(みまさか)3国にあたる。人口194.5万(2010)。
岡山県南部の市。県庁所在地。江戸時代は池田氏の城下町。山陽・山陰・四国を結ぶ交通の要地で、...
おき【隠岐】
旧国名の一。現在の島根県隠岐諸島にあたる。隠州(いんしゅう)。
おき‐そ【息嘯】
《「そ」は「うそ(嘯)」の音変化》ため息。「大野山霧立ち渡る我が嘆く—の風に霧立ちわたる」〈万・七九九〉
おきて【掟】
《動詞「おき(掟)つ」の連用形から》 1 守るべきものとしてすでに定められている事柄。その社会の定め。決まり。また、法律。法度(はっと)。「家の—」「—に背く」 2 かねてからの心づもり。計画。...
おきな・ぶ【翁ぶ】
[動バ上二]老人らしくなる。年寄りくさくなる。「何となく—・びたる心地して、世間の事もおぼつかなしや」〈源・常夏〉
おきなわかいがん‐こくていこうえん【沖縄海岸国定公園】
沖縄県にある国定公園。沖縄本島中部の東シナ海に面した残波(ざんば)岬から名護(なご)にいたる海岸と、本部(もとぶ)半島の備瀬(びせ)崎から最北端の辺戸(へど)岬にいたる全長80キロメートルの海岸...
おきなわ‐せん【沖縄戦】
第二次大戦末期、沖縄本島およびその周辺で行われた日米の激戦。昭和20年(1945)4月の米軍上陸から約3か月にわたる軍民混在の激しい地上戦のなか、集団自決強制、日本軍による住民虐殺なども起こり、...